MMCカルチャー講座 歌舞伎の楽しみ
お話 高木 秀樹氏
MMCが大事に温めていた企画が、昨秋に満を持して準備がスタートしました。めじろ台在住の高木秀樹さんは、NHKの歌舞伎、文楽等の解説にお忙しいなか快く受けてくださいました。映像と一緒に高木さんの魅力的な声にしびれ、先着限定20名のお客さまと共に豊かな時間を過ごしました。
歌舞伎が上方から江戸へ
江戸最初の芝居小屋「猿若座」が1624年(寛永元年)に作られた。史実を説明されながら、「なぜ男だけ」になったか、背景などユーモラスにお話された。 その後、中村座・市村座・森田座の江戸三座の流れ、歌舞伎座が1889年(明治22)に誕生した。
歌舞伎 文楽 車人形
同じ題材が映画、能、歌舞伎、浄瑠璃などによってどう扱われ、タイトルの違いなど分かり易く、興味深いお話でした。
*熊野詣に赴く旅僧「安珍・清姫」の話 能(謡曲『道成寺』)、歌舞伎(娘道成寺)、浄瑠璃(日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)
*菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)歌舞伎と人形浄瑠璃の演目の違いなど。
*八王子車人形 西川古柳座の話 当日は答申中でしたが、その後 「国•選択無形民俗文化財 東京都指定無形文化財」に指定されました。