短歌 二首

大きく咲いた白い牡丹が思いがけない夏の様な陽射しに散ってしまいました 繁野温子/

強き陽に 喘ぎ牡丹の はらはらと  未だ咲きたしと根元に白く

散りてなお その色のこす タペストリー 牡丹の薫り ほのか漂よう